「は、あ…」
体を優しく愛撫してやる。流川からは絶えずに甘い声が漏れていた。
「ああっ、ん…あっ」
決定的な刺激がないためもう限界なのだろう、痺れを切らしたらしく
「もっ…せんど…」
とこちらを見て哀願してきた。
「1回…イク?」
オレが聞くとコクコクと辛そうにうなずいた。
「じゃ…」
流川の中心を激しく攻め立てる。すでに先走りの液がトロリと溢れていた。
「あっんっ…せん…ど…あ、ああー」
この日も激しい夜は過ぎていった。


遅く起きた朝は


「ん…」
鳥の声で目が覚める。
もうとっくに朝日は昇っていてカーテンの隙間からは日の光がこぼれ落ちていた。

「もう朝か…」
まだボーっとしている頭をぽりぽりとかきながらふと隣を見ると、
そこには流川が気持ちよさそうな顔ですやすやと寝息を立てていた。
綺麗な顔を見ると昨日のことを思い出してなんだか恥ずかしくなり目をそらす。
それにしても…
「…可愛かったなあ、昨日の流川。」
潤んだ眼でこっちを見て自分から誘ってきたり、いい声で鳴いてくれたり…上に乗ってきてくれたり。そんなことを考えていたらつい顔が緩んでしまう。
いけないとは思いつつもやはりここは高校生。考えずにはいられないのだ。

オレは流川の頬に触れる。ニキビひとつないその肌はとても滑らかで触り心地がとてもよい。
そして瞼、耳、鼻、唇…と触れ髪の毛を優しくすく。こうやってやると流川は喜ぶということをきちんと知っている、なにより自分自身こうするのが好きだ。
…もっとも今は寝ているが。
「流川…」
オレはつぶやいておでこにそっとキスを落とした。

流川とこういう関係になってから随分と経つ。
初めの頃は本当につらかった。流川はいつも泣いていて…。本当にオレでいいのだろうか。
時々そんな考えが頭に浮かぶ。流川はもてるし別にオレじゃなくてもいいはずだ。
でも、オレを選んでくれた。それが何より嬉しくて。
いろんな女と何回も寝てきたがこんな気持ちは初めてだ。
流川は誰より可愛くて…こんなにも愛しくてしょうがない。
こういうのを幸せというのなら神に感謝したい。
流川に会わせてくれてありがとう―って。
…流川も同じ気持ちだといいのになぁ。
と思っていてもコイツはきっと「どあほー」とか言って伝えてはくれないだろうが。
オレはそれでもいいと思っている。
もともと「愛は見返りを求めないもの」だと言うし、何よりコイツを愛している――本気で。
流川が他のヤツに取られるくらいなら流川を殺して、そして自分も死んでやる―なんて考えてる自分が怖い。
「なぁ流川…大好きだよ…」
そっと手を握りながら言った。すると、
「んー」
流川がゆっくりと起き上がる。
「あっゴメン。起こしちゃった?」
オレは急いで謝る。寝起きの流川は怖いからなあ。
「ん、別にいい…それより…」
「なに?」

「…腹減った…」
「!…ははっ…、分かったすぐ作ってやるよ」
流川らしい言葉に自然と笑みがこぼれる。
「…なに笑ってんだよ、キモチワリー」
少し拗ねたように流川が言う。
「あっ、ヒドイ、楓ちゃん。」
「誰が楓ちゃんだ!!」
「まぁまぁ…ほら、顔洗っておいで」
「ん。」
そういって流川は散乱してあったズボンをはいて洗面所へ行った。
と思ったがドアノブに手をかけたとき、
「朝から恥ずかしーこと言ってんじゃねー。どあほー」
「!!」
どうやらさっきの呟きが聞こえていたらしいオレは何事もなかったように
「あれ?聞いてたの?オレの愛の告白vv」
しばらく呆れ顔でじっと俺を見ていたが
「…どあほーは嫌いじゃない」流川はほんとに小さな声で言うと行ってしまった。…耳が真っ赤だから顔も赤いのだろう。
「…ったく、可愛いなぁ」
これだから止められないんだ、流川楓ってヤツは。
…さっき考えてたこといったら怒るんだろうなぁ。
殺す…か。だからオレは心の中にしまっておいて、キッチンへ朝食を作るために立ち上がった。
ああ、今日も暑くなりそうだ。




END





な、なんだこれは…。短い…ていってもいつもだけど。オチないし。おそらくシリアスっぽいのを書きたかった。
いや違う!!エロ!エロが書きたかったんだよ!
チャットでエロ書くーみたいなことを言ったような言ってない様な気がして…。エロになってるのか?微エロ?
てか題名が昔あった(今もあるの?)番組のタイトルじゃん。
季節外れでごめんなさい。今は寒いです。






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