わたさない



仙道と流川は町を歩いていた。一応恋人同士なのだがもちろん他人には隠している。
身長は高いしルックスもスタイル抜群な2人は当然目を引くわけで…。この日も当然のごとく道行く人々が振り返る。
いつもなら見られるだけなのだが

「写真一緒に撮ってくれませんか?」

綺麗な女の人が2人、カメラを持って話しかけてきた。
人当たりがよい仙道は快くそれを引き受けた。
「ほんとですか?ありがとうございます〜」

彼女らは写真を撮り終わった後、頭を下げ「一生の宝物にしよう」などと言って去っていった。
…どうやら「仙道が快く引き受けた」のが流川のお気に召さなかったらしく機嫌が悪い。
「流川?怒ってんの?」
隣でぶすっとして黙々と歩く流川に仙道は聞いてみた。
「別に…」
明らかに怒っているとわかるのだがそれを認めようとはしない流川が妙におかしかった。
「…まぁいっか」
流川が拗ねるのなんていつものことだし、と思いそのままにしておいた。



ある程度買い物を済ませ帰ろうとしたとき

「あれ?仙道君?」
「ん?」
「やっぱりー!こんなところで会うなんて奇遇じゃん♪」
どうやら仙道の知り合いらしく、数人の女子が仙道の周りを囲む。

「みんなでなにやってたの?」
仙道は言った。
「久しぶりに遊びに来てるんだよ。最近テストばっかりだったでしょ?これからカラオケ行くところなんだ」
「へーいいなー。リカは歌うまいんだろ?」
「そんなことないって」
「えー学校でいっつも歌うたってるじゃん。」
リカ、と呼ばれた女はクラスメイトで特に仙道と仲がいいらしい。
仙道の学校生活なんて知らないから流川は黙ってそれを聞いていた。

「あれ?そっちのコ誰?」
そっちのコというのはもちろん流川だ。
「ああ、流川っていうんだ。」
「へーかっこいいね〜。何歳なの?タメ?」
「いや、いっこ下。」
応対はすべて仙道がやっている。
流川が人と喋ることをあまり好んでないというのを仙道はきちんと知っているから。

「ふーん、高校どこ?」
「湘北だよ。バスケ部なんだ」
「ああ、だから一緒にいるんだね。
 …ねぇこれから一緒にカラオケ行かない?」
「え?でも流川が…」「
もちろん彼も一緒でいいから、ね?」
この一言でさっきから黙っていた流川はいきなり

「だめだ!行かねー!」

と言って仙道の手を掴むとずんずん歩いていった。
「…ということだからゴメンねー」
仙道は流川に引きずられながら謝る。
突然の出来事にリカたちはポカンとしたままそこからしばらく動けなかったそうだ。

「おい!流川!どこまで行くんだ?」
流川は止まろうとはしない。
さっきから機嫌が悪かった上に仙道とのデートを邪魔されたので当然と言えば当然なのだが…。
「おい?」
すると路地裏に入ったらしく人はいない。流川は仙道を壁に乱暴に押し付けた。
「…痛っ、るか…」
「仙道は…オレのもんだ」
流川はそう言うと胸倉を掴み仙道に口付ける。
「んっ…ふ…」
歯列をなぞり舌を絡めとる。仙道からは自然に声が出ていた。
「だれにもわたさねー」
流川は仙道を開放すると同時に言った。

仙道は一瞬びっくりしたような顔をしたが
「…わかってる。この体も、心も全部流川のものだよ。」
「ゼンブ?」
「ああ、全部だ。」

それを聞くと満足そうに微笑んだ流川は再び仙道に口付けた。




END 



今日は11/7!流仙の日!ということで書いてみました。今回、短いですね〜。いっつも短いんだけど…。流仙になってるでしょうか?
流川君は嫉妬したんですよ。
いつも一緒にいるわけじゃないから学校のことなんてわからない。
つまり話についていけない=知らない仙道がいる
ということで知ってるリカに嫉妬したんですね。
わーわかんねー。自分で書いててわかんねー。
ていうかオチがないような…あ、いつものことか!こういう短いのもいいなーこれから短めにしようかな…。

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