Bitter&Sweet

 

 

「か〜えでvご飯だよ〜vv」

仙道の声がする。カーテンを開けたらしく光が部屋中に入ってくる。

「ネムイ・・・」

やっとのことで声を出した。昨日、寝たのって3時じゃなかったっけ?

「お〜きてvさめちゃうよ!」

ウルサイ。無視すると、耳元でにやけた声。

「昨日、盛り上がったもんねvまだ起きれないかなぁ。
・・・それともまだ物足りない?」

「オキレル」

「今日、練習は?」

食後のブラックのコーヒーを飲みながら仙道がオレを見た。

「休み」

オレは砂糖と牛乳が入ったカフェオレを飲んでいる。

「じゃ、オレもやすもっかな」

などと言い出した。

「どあほう、さぼるな」

オレが言うと、

「だって、久しぶりじゃん。楓がうちに泊まるの。一緒にいたい」

いつのまにか、にやけたツラから真剣な眼差しになっている。

オレはこの顔に弱い。

カップを取り上げられて、両手で顔を包み込まれる。

それだけで力が抜けてしまう。

ドンドンとノックの音がした。

「仙道っ、いるんだろ!
さぼらせねぇぞ!おい!!」

この声、聞いたことある・・・。

「げ、やべ。越野だ」

仙道が慌てだした。

オレは少しおもしろくなくて仙道から離れた。

「おい、お呼びだぜ、行って来い」

仙道はジャージに着替えて玄関に向かった。ドアを開ける音と2人のやりとりが聞こえる。

「おせぇよ、早く仕度してこい」

「ごめん、もすこし待ってv」

オレは2人から見えないところに隠れた。

やっぱりおもしろくない。

「越野、そこで待ってて」

仙道が戻ってきた。

そしてバックを放りだしてオレを見た。

「おいで」

仙道の手がオレを呼んだ。

引き寄せられるように、オレは歩いた。

ドアは少し開いているのに。

仙道にギュッと抱きしめられて、コーヒー味のキスをした。

「・・・んっ」

「しっ、越野に聞こえちゃうよ・・・」

耳元で囁かれ、身体が震えた。

仙道が腰を押し付けてくる。

ドアの外でくしゃみが聞こえた。

越野がいる、という事を改めて実感する。

「休みたい」

仙道がため息とともに言った。

行ってほしくない。けど。

「だめだ」

オレ達はバスケが好きだから。

仙道はバックを拾った。

「お前の舌、カフェオレ味で甘くてうまかったv」

「どあほう」

笑いながら仙道はドアの外に消えた。

オレはソファに座った。

そして仙道の残したコーヒーを飲んでみる。

「ニガイ」

仙道の舌経由では気にならなかったのに、それはとても苦くてオレは顔をしかめた。

 

 

 


えへへ…。渉さんのサイト「Crazy 4 You」で、「1001でした」って言ったら、
なんと二アピンということでこんな素敵な仙流をいただいてしまいました!!
やーん、もう渉さん優しーvv

ちなみにリク内容は「ぎゅって抱きしめる仙道さんが出てくる仙流のお話」でした。
渉さん曰く「なんかぎゅーよりちゅーのほうがメインっぽくなってしまってごめんなさい!」
でしたが、ぜんぜんいいですよ〜vvうーん最高…。
本当にありがとうございました〜(#^.^#)

 

 

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